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日本情報経営学会の前身であるオフィス・オートメーション学会は1979年11月に設立され、翌年5月9・10日に第1回全国大会が早稲田大学で開催されました。今年は学会創立30周年にあたり、11月21日および22日に名古屋大学・東山キャンパスにおいて記念の全国大会を開催いたします。
振り返ると、1990年代中頃以降の最近十数年間、インターネットの爆発的な普及や情報システムの革新的な技術進歩は、社会経済やビジネス、そしてライフスタイルにまで大きな影響を及ぼすことになり、ITないしICTの重要性はますます高まってきています。これと呼応するように、BRICsをはじめ新興国の経済発展は著しく、また国際的な発言力も強まってきており、わが国を取り巻くグローバルな政治経済の状況は大きな転換点にさしかかってきています。
さて、中国をはじめとしたアジア地域は、従来の生産拠点だけでなく消費市場としても急速な経済発展を遂げており、わが国からも多数の企業がアジア地域に進出しています。そして、アジアワイドのサプライチェーンを構築することが喫緊の課題となってきており、原材料採取から生産、流通、販売、廃棄・リサイクルに至るライフサイクル全体を考慮する必要があります。
他方、いくつかの深刻な問題も顕在化してきました。たとえば、製品の模倣や商標権、意匠権など知的財産権の侵害について、特にわが国の企業・地域などが被る被害も年々深刻度を増してきました。さらに、経済活動の活発化によるエネルギー・環境問題への取組みもますます重要になってきており、これらの問題に対しても、国際的な協調の枠組みが不可欠です。すなわち、これまでもっぱら国内市場や輸出を念頭に置いてきたビジネスモデルや対応だけでは不十分であることが明らかになってきました。
上述のような問題意識から、本大会では、わが国をはじめ中国・韓国からも講演者を招聘して、統一論題報告をいただき、議論を深めていくことにします。さらに、中部地方はわが国におけるモノづくりをリードしてきており、この地方の企業経営者による特別講演をお願いする予定です。そして、学会創立時より、本学会を指導いただきました諸先生によるご講演も予定しています。万障お繰り合わせのうえ、是非ご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。 |